INTERVIEW 先輩インタビュー 06

営業部
グローバルな視点から、
会社と自身のあるべき姿を追求。
PROFILE
A.I ※名前をイニシャルで表記しています

営業部
1994年入社

5年間、中国駐在を経験
責任者として事業運営を任される

2012年1月から2017年3月まで、香港と中国のシンセンで勤務していました。入社当時、OA機器の部品は国内生産が最盛期でしたが中国での生産にシフトし始めており、当社もシンセンに最初の提携拠点を持ちました。その後、香港に100%子会社を持ったことでさらに海外生産への比重が大きくなっていきました。その香港の子会社の責任者として赴任。香港人スタッフ4人、中国人スタッフ15人、日本人スタッフ2人というメンバーをまとめ、顧客対応から委託先の管理まで、すべて任されました。またシンセンの提携工場内にもオフィスを持ち、そちらの管理も任されていました。特に現地スタッフの教育に力を入れ、現地での販売力の強化も目標にしていました。当初より責任者として赴任したからということもありますが、事業運営においての目標を達成した時に感じる達成感は、日本での営業時代のものより大きかったです。

A.I

文化の違いに戸惑いながら
確実に結果を出す

香港では、優秀な若い人材は、転職をすることでスキルアップや地位向上を図り、自分の価値を高めるという文化があります。そのため若い人材を育てて中堅社員にすることがとても難しく、大きな課題でした。それだけに、現地スタッフが仕事を任せられるまでに成長してくれた時は、大きな喜びを感じました。一方、シンセンに進出した一番の理由である、低賃金の労働環境が、歴史上前例のない経済発展により大きく変化。賃金アップのスピードは想像以上で、物価も上昇。それにも関わらずお客様から求められるのはコストダウンです。その対策としての機械化、無人化を推進せざるをえない事業運営にはとても苦労しました。今後はリスク分散の意味でも、中国だけではなく、「チャイナ+1」の考えのもと、ベトナムやタイなどへの進出も考えていかなければならないと思っています。

海外勤務の経験から
やるべきことが明確に

海外勤務の経験を経て、あらためて当社の強みは「メーカー機能を有した商社」であるということだと思います。メーカーの場合、製造できるものは、自社の設備で対応できる製品に限られてしまいますが、当社は工場を持っていないため、製品に応じた最適なパートナーを見つけることで、どのような製品でも製造することが可能です。よりグローバルな展開を目指す上では、ファブレスという当社のスタイルは企業成長の上での強みであることは間違いありません。
今後の短期目標は、現在のグループの目標達成ですが、長期的には海外子会社の運営経験を活かし、生産性の向上と同時に効率のいい労働環境の仕組みづくりにも取り組みたいと思っています。これまで名古屋から一歩も出たことがなく、言葉もできないままに始まった海外生活でしたが、意外と何とかなるものです。何より新しいことにチャレンジするチャンスを若いうちにもらえたことは、大きな成長につながっています。国内外を問わず、多くの経験を積みたいと思っている方にはいい環境だと思いますね。